館ブランシェ:小樽のケーキ屋さんの喫茶コーナー

館ブランシェ外観 [小樽] 南小樽・中央地区

小樽花園銀座通りにある洋菓子店の館ブランシェさん。

一昔前にたぶん北海道内だけだと思いますが、「館のケ~キ♪」ってフレーズが流れていたテレビCMなどで知られている「洋菓子の館」の後継店です。

店内には併設の喫茶コーナーがありますが、その作りは本格的な純喫茶になっています。

本記事では館ブランシェさんの喫茶コーナーの様子や全身の洋菓子の館からの歴史などを紹介しています。

本格的な作りの館ブランシェさんの喫茶コーナー

館ブランシェの喫茶コーナーの様子

お店に入ると右側に奥へ続く通路があります。その前に店員さんから「喫茶室のご利用ですか?」聞かれました。

メニューは喫茶コーナーへの通路入口にあり、ケーキセットを注文する場合は店頭のショーケースを見てケーキを選ぶように案内されました。

館ブランシェの喫茶コーナーのシャンデリア

注文を終えて奥に進むとそこには本格的な純喫茶の空間が広がります。真紅のソファーが並び、天井にはシャンデリア、そして美しいステンドグラス。

館ブランシェの喫茶コーナーのステンドグラス

前身である洋菓子の館さんは喫茶店「ダリア」として創業したそうで、そういったことが関係しているのかもしれません。

館ブランシェのケーキセット

ケーキセットはケーキの価格プラス300円で飲み物が付きます。

わたくしは苺のショートケーキ(540円)とコーヒーのセットを注文。ほかに、あんみつ、クリームぜんざい、ソフトクリームなどがありました。

400円以上のケーキという指定がありました

価格は2023年8月のものですのでご注意ください。

館ブランシェ(洋菓子の館)さんの歴史

冒頭にも書いておりますが、館ブランシェさんは洋菓子の館を運営していた株式会社館が2013年に倒産したあと、小樽運河株式会社が洋菓子の館の職人さんと共に味などを引き継ぎ再スタートしたという経緯があります。

館ブランシェとして歴史で言えば2013年12月21日からとなりますが、洋菓子の館からの歴史は1936年(昭和11年)から始まります。

ウィキペディアさんなどの情報による洋菓子の館と館ブランシェの歴史はこんな感じです。

館ブランシェ(洋菓子の館)さんの沿革
  • 1936年
    昭和11年
    喫茶店ダリアとして創業

  • 1967年
    昭和42年
    洋菓子店としてスタート
  • 2013年
    平成25年
    株式会社館が経営破綻

    経営不振により全店舗の営業が休止、自己破産により経営破綻

  • 同年
    12月21日
    「館ブランシェ」として再オープン

    小樽運河株式会社(代表取締役:半澤真奈美氏)が、館で働いていた菓子職人さんたちを雇い、味などを引き継ぎオープン

創業当初は喫茶店でしたが、その後、喫茶店兼洋菓子店として北海道内での知名度を高めていきました。

現在は本店の1店舗のみですが、洋菓子の館時代は小樽市内各地のほか、余市や札幌、函館にも店舗がありました。

ネットの情報には、「北海道で初めて苺のショートケーキを売り出した」とか「ニッカウヰスキーの創業創業者である竹鶴政孝さんや妻のリタさんも訪れていた」といったものもありました。

今は閉店してしまいましたが館ブランシェさんの斜め向かいにあった米華堂さんには、竹鶴ご夫妻が訪れていたという話もあるので館さんにも行っていたんでしょうね。

2022年に一時休業していました

2022年9月1日から10月31日までの間、一時休業をしていました。

お店唯一のお菓子職人さんの体調不良のためだったのですが、この時期はコロナが引き金となって店主の高齢化などの問題を抱えていた飲食店が店をたたむことが目立ってきていたので、「このまま館さんもフェードアウトするの?」なんて心配していたのですが再開してくれました。

わたくしは新聞をとっておりませんが、北海道新聞の小樽・後志版に一時休業及び営業再開のニュースは紹介されていたそうです。

おっさんのわたくしから見れば、やっぱ小樽のケーキ屋さんは館さんなんだよね~

タイトルとURLをコピーしました