2023年8月に小樽から積丹半島の神威岬へバスで日帰りしたときの様子を書いています。
小樽駅前バスターミナルと神威岬間のバスの時刻表や料金、バス乗車時のトイレのこと。
神威岬では遊歩道「チャレンカの道」を歩いて岬先端までの様子や食事に関してなど、小樽からのバス日帰り旅でわたくしが思ったことを書いています。
また、小樽から神威岬へバスで移動しているときの車窓からの風景や神威岬から見える景色の動画や写真も載せています。
積丹半島にある神威岬とは
神威岬は北海道の積丹半島北西部から日本海に突出する高さ80mの岬で、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に属しています。
神威(カムイ)とは、アイヌの言葉で「神」を意味します。
江戸時代に女人禁制の場所になっていた時期がありますが、幕末の1855年には女人禁制は解かれたようです。遊歩道の入り口にある「女人禁制の地・神威岬」の門は1995年に設置されたもののようです。
神威岬先端部は展望台となっており周囲300度の海を見渡せたり、先端部から400メートル沖にある神威岩という高さ41メートルの岩礁を見ることができます。
神威岬のある積丹半島は北海道で唯一の海中公園に指定されており、海の青さは「シャコタンブルー」と表現されているようです。
海の色は澄んだ青色と岸に近いところではエメラルドグリーン色に見え、そのグラデーションがとても美しいです。そして、水の透明度も高く、高所にある神威岬の遊歩道からでも岸辺の海底を見ることができます。
思わず声が出るくらい、本当に美しかったです
神威岬を訪れていた人たちは主に車で個々に訪れた方たちのようでしたが、時間帯によっては団体観光客のバスが到着します。団体観光客はやはり外国人が多く、その一行にぶち当たると遊歩道の混雑や先端部の展望台の占拠が半端ないです。
小樽駅前バスターミナルから神威岬までのバス乗車の様子と神威岬を散策した動画です。
小樽からバスで神威岬へ行く方法
小樽からは北海道中央バスの積丹線(系統番号21)または、こちらも北海道中央バスの札幌発の高速しゃこたん号で神威岬へ行くことができます。
注意点として、積丹線・高速しゃこたん号ともに噛む神威岬が終点なのは夏季(2023年は4月15日から9月30日までの間)となっています。それ以外の期間の終点は積丹余別または美国になります。
バスは小樽駅前バスターミナル5番のりばから出発しますが、ほかのバス停からでも乗車可能です。
小樽駅前バスターミナルから神威岬までの所要時間は2時間5分から2時間20分、バス運賃は1810円(2023年8月現在)です。
また、運賃の支払いは交通系ICカードも利用できます。私はJR北海道のKitacaを利用しました。
神威岬行きのバスの時刻表
神威岬終点のバスに関しては平日ダイヤと土日祝ダイヤに変わりはありません。往路復路とも1日3便となります。
小樽駅前バスターミナル発神威岬行きの時刻表
小樽駅前発 | 神威岬着 | |
積丹線 | 9:00 | 11:21 |
高速しゃこたん号 | 10:43 | 12:48 |
積丹線 | 12:00 | 14:21 |
※高速しゃこたん号は札幌駅前バスターミナル9:35発です
神威岬発小樽駅前バスターミナル行きの時刻表
神威岬発 | 小樽駅前発 | |
積丹線 | 12:21 | 14:39 |
高速しゃこたん号 | 14:02 | 16:15 |
積丹線 | 15:31 | 17:49 |
※高速しゃこたん号は札幌駅前バスターミナル17:18着です
小樽駅前バスターミナル以外で乗降車をする場合、積丹線のバス停の一部で高速しゃこたん号は停車しないので注意してください。
バスのタイプとトイレ
積丹線の神威岬行きのバスは、市内路線を走るバスか都市間を走るバスのどちらかで走るみたいです。
私が小樽駅前バスターミナル9:00発の積丹線の神威岬行きに乗ったときは都市間バスタイプのバスが来ました。しかし、Youtubeなどで同時刻発のバスが市内路線バスタイプのバスだった動画もあります。
都市間バスタイプのバスでもトイレはありませんでしたので、おそらく積丹線のバスにはトイレはついていないと思います。一方、高速しゃこたん号にはトイレがついていそうです。(帰りの高速しゃこたん号にはトイレがありました)
美国でトイレ休憩がありました。
小樽駅前バスターミナルを出発し約1時間20分で美国に到着します。美国には北海道中央バスの案内所があり、そこで5分間のトイレ休憩がありました。
神威岬への日帰りバス旅の食事に関して
あくまでもこれはわたくしの考え、わたくしの旅のタイプなのでご理解ください。
小樽駅前でバスに乗る前に朝食をとるか、軽食などを買っておくほうが良いと感じました。
神威岬駐車所にある「カムイ番屋」にはお土産屋さんとお食事処がありました。わたくしは天ぷらラーメン(1510円)をいただきました。ほかにはそばやカレーなど(これらも1200円前後)、あと時期的なもので「うに丼」のメニューもありました。
休憩のある美国の案内所にはお土産の販売はしていましたが、パンやおにぎり、お菓子などの販売はしていませんでした。
バス日帰りという条件では神威岬をメインにすると積丹余別などの街中に寄るってのも難しいです、平日であれば美国まで戻れば美国発小樽行き最終が17:29なので余裕があるかもしれません。しかし、土日祝のダイヤはこの最終便がありません。
「せっかく積丹行ったのだから何か食べたい」って気持ちになったりしますが、日帰りバス旅ではちょっと難しいかもしれません。
わたくしは小樽市民なので、余市の柿崎商店あたりで喰えばいいんじゃね?なんて考えてもしまいます。
島武意(しまむい)海岸
積丹半島には「日本の渚百選」に選ばれた島武意(しまむい)海岸があります。
こちらは海岸まで下りていけるようで、積丹半島の魅力を感じれる場所のひとつのようです。
わたしくは島武意海岸の存在を神威岬へ行くバスの中で知りました。バス停に島武意海岸入口とありバス内の次の停車の表示の際には島武意海岸の写真が表示されたんです。
タイトなスケジュールになるかと思いますが、日帰りバス旅で島武意海岸と神威岬の両方へ行けなくはなさそうです。
でもバス乗り遅れた時のリスクは大きいので、積丹のどこかで一泊して時間に余裕を持ったほうが楽しい旅になるのかなぁなんて思います。