JR小樽駅から小樽運河へと続く駅前通りが小樽中央通りです。
小樽運河の先には小樽港が広がり小樽駅からも海を見ることができます。
小樽のメインストリートとなるのでしょうか?小樽市民でもわかりませんが、そんな中央通りを紹介しています。
小樽中央通りを歩いている動画
JR小樽駅から小樽運河そして小樽運河の先にある2024年3月25日にオープンした小樽国際インフォメーションセンターまでを散歩している様子の動画です。
小樽中央通りの歴史や位置
小樽中央通りはJR小樽駅前から小樽港第三埠頭へと続いている緩やかな坂道です。車道は片側2車線で中央分離帯のある通りです。
中央通り沿いには飲食店のほか銀行・パチンコ屋・ホテル・アパート・マンション・一般住宅などが立っておりますが、それらの外壁の色は茶系のシックな色が使われています。
『小樽駅前・中央通地区』における景観形成の考え方及び行為の制限という条例なのかなんなのかわかりませんが、そのようなものが小樽市にはあり、外壁の色彩(色相・明度・彩度)の基準があります。
明治時代のころ、中央通りは「第二火防線」と呼ばれていたそうです。
北海道鉄道(現在の函館本線山線)の小樽中央(または中央小樽)駅ができてから、中央通りと呼ばれるようになったそうです。
小樽中央通り沿いにある気になる所
中央通りを歩いていると見えてくる観光名所など気になる所を紹介。
都通り・梁川通り
小樽都通り商店街は北海道では2番目に古いアーケード街です。(1番古いのは札幌の狸小路らしい)
都通りの中央通り側には現在更地になっているところがあるのですが、そこには2026年5月オープン予定で東横INNが建設されるようです。
中央通りを挟んで都通りの向かいにある通りが梁川通りです。
戊辰戦争で旧幕府軍を率いた榎本武揚さんの雅号である「梁川(りょうせん)」を訓読みにしたものが梁川通りの名前の由来とされています。
梁川通りに関してはこちら記事をお読みくださいませ。
第一大通り
右側(寿司屋通り方面)には小樽のもうひとつのアーケード街のサンモール一番街があります。
サンモール一番街を過ぎると花園銀座商店街へと続き、その先には双葉高校・小樽市立病院そして南樽市場まで続いている通りです。
以前は大国屋・丸井今井・ニューギンザと三件のデパート(百貨店)が立ち並んでいたことから「第一大通り」って言われていたのかなぁなんて想像します。英語に訳すと「ファースト・アベニュー」ですもんね。
旧国鉄手宮線跡地
北海道で最初の(日本全国でも3番目とされている)鉄道であった官営幌内鉄道の区間の一部を散策路として整備していて、その全長は寿司屋通りから小樽市総合博物館本館(旧手宮駅)までの約1.6キロメートル。
2001年から小樽市はJRから用地を取得し線路跡地を散策路と整備し始め、現在は市民の散策路のほか線路の上を歩けることから観光客にも人気のスポットとなっています。
旧国鉄手宮線跡地に関してはこちらの記事をお読みくださいませ。
色内大通り
右側を進むと観光客に人気の堺町通り商店街があり、左側を進むと旧日本郵船株式会社小樽支店や運河公園などがあります。
堺町通り商店街は小樽に来た観光客なら足を運んでしまう通りで、硝子製品のお店からルタオなどの甘味処そして寿司屋などの海鮮系の食事処などが建ち並んでおります。
一方、左側(手宮方面)へと進むと重要文化財指定を受けている旧日本郵船株式会社小樽支店があります。
また、旧日本郵船株式会社小樽支店の前には噴水のある運河公園が広がっており、公園の近くには小樽に来るライダーさんにとても人気のあるソフトクリーム屋さんがあったり、朝4時から開いている鱗友朝市などもあります。
小樽運河
小樽を代表する観光名所の小樽運河。
全長1,140メートルですが、観光客が集まる、または観光客が思う小樽運河は、小樽運河の南側、中央橋と浅草橋との間の部分になります。
中央橋側には小樽運河全体を船で巡る小樽運河クルーズの乗り場もあります。
公式サイト 小樽運河クルーズ
小樽港 観光船乗り場
株式会社 小樽観光振興公社の観光船「あおばと」や屋形船「かいよう」の乗り場です。
観光船「あおばと」には祝津航路・オタモイ航路などがあり、オタモイ航路では祝津~オタモイ間の断崖絶壁などの景色を楽しむことができます。
小樽海上観光船の乗船料金や運行時刻などの詳しい内容は公式サイトをご覧くださいませ。
公式サイト 小樽海上観光船
小樽国際インフォメーションセンター
2024年3月25日にオープンした観光案内所です。平成26年に発表された第3号埠頭及び周辺再開発計画の一環として建てられたっぽいです。
2024年になって、第3埠頭の岸壁の改良工事が完了したのか、大型の豪華客船が小樽港に寄港することが多くなり、それに合わせてこの国際インフォメーションセンターが完成したみたいですね。
小樽国際インフォメーションセンターが完成したことにより、臨港線にあった運河プラザが閉館されてしまいました。
参考サイト
『小樽駅前・中央通地区』における景観形成の考え方及び行為の制限 | 小樽市(PDF)
小樽駅はどのような経緯で小樽の中心街となったのか ~明治・大正編~|イエステーション 北章宅建 (hokusho-fudousan.jp)
炭鉄港 デジタル資料館小樽の街並み – 炭鉄港 デジタル資料館 (3city.net)